「浮世絵ネクタイと日本の文化」
昭和の時代、ネクタイの裏地に春画が描かれているネクタイが外国人の間で流行りました。
日本には、裏地を大切にすると言う文化があります。
例えば男物の羽織は、表地は地味ですが、裏地は富士山や竜の絵などの豪華な柄が描かれています。
終戦直後の日本のお土産として、この日本文化を取り入れたネクタイが浮世絵ネクタイです。
浮世絵ネクタイを昔購入していただいたお客様から、このネクタイを復活させて欲しいと要望がありました。
現在浮世絵ネクタイを製造している会社は無かったのですが、京都シルクの倉庫に浮世絵ネクタイ用の裏地が残っていました。
お客様の御注文は浮世絵ネクタイ20本でしたが、少し多めに作って京都シルクのお店でも販売したらよく売れています。
表からは見えないところにお洒落をする日本の文化と、西洋から来たネクタイのコラボレーション。
ネクタイの裏地をこっそり見て楽しむ秘密めいたお土産が外国人に好評のようです。
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